明倫国際法律事務所 Meilin International Law Firm

【ベトナム】ベトナムにおける広告規制



 ベトナムにおいては、主に、広報法・商法・競争法という3つの法令において、虚偽の情報又は消費者を誤認させる情報を含んだ広告が規制されている。

 

(1)広告法における規制

 ベトナムの広告法第8条9項では、物品又はサービスを取扱う事業者の事業能力若しくはサービスや物品の提供能力、又は、物品若しくはサービスの数量・品質・価格・用法・デザイン・原産地・種類・利用方法・保証期間等に関して、虚偽の情報又は消費者を誤認させる情報を表示することが禁止されている。

 

(2)商法における規制

 ベトナム商法の規制対象は、「商業広告」である。

 すなわち、商法第109条7項では、物品又はサービスの数量・品質・価格・用法・デザイン・原産地・種類・利用方法・保証期間等に関して、虚偽の情報を表示する商業広告が禁止されている。

 

(3)競争法における規制

 競争法においても、不公正な競争を目的とする広告活動の行為類型のひとつとして、虚偽の情報又は消費者を誤認させる広告が規定されている。

 すなわち、競争法第45条3項では、価格・数量・品質・用途・意匠・種類・製造年月日・期間・原産地・製造者・製造地・加工業者・加工地・使用方法・サービスの形態・保証期間等に関して、虚偽の情報又は消費者を誤認させる情報を提供することが、不正競争行為として指定されている。

 

(4)罰則

 広告法、商法、又は競争法の広告規制に違反すると、違反者に罰金が課されるほか、当該違反について公の謝罪が求められることもある。場合によっては、違反者が懲役刑に処されることもある。さらには、虚偽広告により被害を被った消費者からの損害賠償請求が行われることもある。

 

 

(2018.1.31up)