明倫国際法律事務所 Meilin International Law Firm

【ベトナム】 労働法の遵守状況に関する自己検査義務化



 2018年10月17日に、労働法の遵守状況に関する自己検査を行うことを企業に義務付けたベトナム労働省の通達が公布され、2019年1月1日から施行された。これにより、企業は、毎年自己検査委員会を自社内に設けて、ベトナム労働法の規則に従った運用をしているかを自己検査することが義務付けられる。この検査に関しては、政府のサイト上に自ら開設するアカウントを通じて自己検査票に記入する必要がある。

 

   自己検査実施のガイドラインとして以下の三点が示されている。

①  自己検査の計画や検査実施期間は企業が自ら決定する。

②  自己検査委員会を設立しなければならない。自己検査実施及び自己検査結果報告ための自己検査票、自己検査結果、及び、自己検査委員会設立文書並びに関連資料や書類を整備し、自己検査終了後は社内でこれを保管しなければならない。なお、労働法違反行為があった場合は、自ら是正し手これを報告する必要がある。

③  これら自己検査の結果は、政府のサイト(http://tukiemtraphapluatlaodong.gov.vn)において、これを報告しなければならない。

 

なお、企業は自己検査結果の誠実さや正確さについて法定的に保証するとされている。

   自己検査を適正に行わない企業は、行政処分の対象となるほか、悪質な場合は刑事処分が科せられる可能性がある。

 

 

(2019.04.01up)