明倫国際法律事務所 Meilin International Law Firm

【中国】 杭州のインターネット裁判所判決について(2019年2月27日) (2019.4.1up)



【杭州のインターネット裁判所判決(2019年2月27日)において、他人の著作権を侵害する内容を含むWechat上のミニプログラムに関し、Wechatの運営者には責任がないと判断】

 

 他人の知的財産権を侵害するミニプログラムがWechat上で提供されていた点につき、当該コンテンツの権利者が、ミニプログラムの提供者のみならずWechatの運営主体に対しても、賠償を請求した事件について、杭州のインターネット裁判所は、請求を棄却した。

 中国の「権利侵害責任法」では、インターネットサービスプロバイダ(ISP)も、その提供するインターネットサービスにおける権利侵害行為を知りながら、削除等必要な措置を採らない場合、侵害者と連帯して不法行為責任を負うものと定めているが、本判決は、Wechatの関与状況を検討し、WeChatの運営者は各ミニプログラムについて、仕組み上その中身を物理的に管理監督ができない状況であるとし、同法にいうISPとしての削除義務がないと判断した。