明倫国際法律事務所 Meilin International Law Firm

【中国】新型コロナウイルス対策:上海市公安局の検疫拒否者に対する刑事責任の追及に関する通知 (2020.2.7up)



 上海市公安局は、2月3日、新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、社会秩序を維持するため、『中華人民共和国刑法』、『中華人民共和国治安管理処罰法』、『中華人民共和国伝染病防治法』、『中華人民共和国突発事件応対法』等関連司法解釈に基づき、下記の通知を発表した。

 

一、 個人、機関、企業、社会団体及びその他の組織は、各法律法規と疫病抑制活動措置を厳格に遵守し、自主的に政府部門が展開する疫病防止活動に協力して自己防護と内部安全管理を強化し、法に基づき、疫病予防抑制機構、医療衛生機構及び社会組織による伝染病の調査、サンプル採集、検測、隔離治療等抑制措置に従い、関連情報を事実通りに提供しなければならない。


二、 感染症例が多い重点地域から上海市入りした者、及び新型コロナウイルス感染症の診断を受けた者や疑いのある者と密接な接触をした者は、体温検測を積極に受け、事実に基づき「健康状況情報登記票」を記入し、自主的に在宅又は集中隔離医学観測を14日間実施する。法に基づいて自主的に行わない場合や、関係者からの問い合わせ時に事実を告知せず、関連する検査や隔離観察の実施を拒否する場合は、関連規定に基づき処理する。当該行為が治安管理違法行為又は犯罪を構成した場合には、公安機関は、関係者の法的責任を追及するものとする。


三、 感染症例が多い重点地域から来た者、又は経由してきた者、および前述した者の中で、特に感染症の診断を受けた者や疑いのある者と密接な接触をし、熱や疲れ、咳等の疑似症状が出た者に関しては、自主的に関連機関へ報告しなければならない。自主的な報告をせず、検査・検測、隔離・治療を拒絶し、伝染の拡大・公共安全に危害を与えた者には、法に基づき刑事責任を追及し、犯罪を構成しない場合は法に従い行政処罰を与える。


四、 疫病抑制期間中、公安機関は、各種デマの流出や虚偽報告によって、公共秩序、医療機関秩序を乱す者、医療関係者を傷害した者、物価を引き上げる者、偽物商品の製造販売や野生動物の販売を行う者、業務執行妨害など違法犯罪行為を行った者については、法に従い厳格に取り締まる。


五、 公安機関は、民衆による積極的な疫病抑制策に関する違法犯罪の手がかり情報の報告を奨励し、共に社会治安秩序の維持を促す方針である。


六、 本通知は発表日より実施するものとする。

 

 

(2020.2.7up)