【中国】 上海市:新型コロナウイルスの流行防止・抑制期間中の広告管理強化に関する通告  (2020.3.2up)



 上海市市場監督管理局は、2月11日、蔓延している新型コロナウイルスの流行防止・抑制を行う期間における、一般市民の生命健康と財産安全、広告市場秩序を維持するために、「中華人民共和国広告法」等の関連法令に基づき、広告管理の強化に関する通告(「关于加强新型冠状病毒肺炎疫情防控期间广告管理的通告」)を発表した。
本通告の内容は、以下のとおりである。


1.広告事業に従事する広告主、広告代理店、広告媒体者及びインターネットプラットフォーム事業者は、法律を遵守したうえで、誠実かつ公正公平に競争するという原則のもと、広告の真実性及び合法性に責任を負い、広告活動の主体としての責任を厳密に履行しなければならない。


2.コロナウイルス流行防止・抑制政策に合致しない、不正確な誘導を行う広告、社会の安定を妨げる広告、公共の利益を害する広告、社会公共秩序を妨害する広告、社会の良好な状況に反する広告を行うことは固く禁じる。


3.野生動物の販売、購入及び利用に関する広告、並びに使用が禁止されている狩猟道具に関する内容を含む広告を厳格に禁止し、違法に野生動物製品を販売、購入及び利用する製品のために広告サービスを提供してはならない。


4.虚偽の「新型コロナウイルスによる肺炎の予防、治療、療法」等の内容を含む広告を厳格に禁止する。


5.医療、薬品、医療機器、保健食品及び特殊な医学用途調合食品に関する広告のうち、審査を受けていない広告、又は審査許可を受けた内容を無断で改ざんした広告を厳格に禁止する。
医療広告の場合には省レベルの衛生行政部門の医療広告の審査証明文書を確認しなければならず、医薬品、医療機器、保健食品及び特殊医学用途調合食品に関する広告をする場合には省レベルの市場監督管理部門の広告審査許可文書を確認しなければならない。また、厳格に広告審査許可の内容と一致しなければならず、編集又は修正等を行わず、独自にコロナウイルスの流行防止・抑制に関する内容を追加することはできない。


6.国務院衛生行政部門と国務院薬品監督管理部門が指定する医学・薬学の専門誌以外の媒体又は場所において、処方薬の広告を行うことを厳格に禁止する。新型コロナウイルスの流行防止・抑制の名目で処方薬の販売に関する広告を行うことを厳格に禁止する。


7.消毒製品(消毒剤、消毒機器、衛生用品等を含む)の広告業務を営む場合には、生産企業における消毒製品にかかる生産企業衛生許可証及び製品衛生安全評価報告、又は新消毒製品衛生許可証等の証明文書の内容を確認しなければならない。コロナウイルスの治療作用に関する宣伝や、製品説明書に表記された殺菌微類別を超過する内容の虚偽の宣伝をしてはならない。


8.医療用マスクの広告業務を受託する場合、医療機器登録又は登録証憑を確認し、医療機器広告審査を受けた内容通りに行い、一般又は工業用のマスクを医療用マスクと偽ってはならない。一般又は工業用の防塵マスクをもって病気や感染リスクを排除することができる等の宣伝を行ってはならない。


9.多くの人が集まり、感染リスクが増加する商業販売促進キャンペーン、展示販売、商業公演、娯楽イベント等の広告は、コロナウイルス流行の防止抑制にとって重要な期間中に行うことは望ましくなく、流行が徐々に沈静化した後に慎重に行う。


10.各広告経営組織とメディア配信機関は、法律上の義務を誠実に履行し、厳格に「広告法」第34条の要求に基づき関連する証明文書を調べ、広告主の身分と相応の経営資格を確認し、かつ、広告内容を照合することで、違反者が偽の防護用品販売に関する広告を利用して詐欺行為に及ぶことを防止する。


11.広告業界の組織と企業は、合法的なメディアを利用し、積極的にコロナウイルス流行防止・抑制に関する公益的広告を策定し、公表することを推奨する。
上海市市場監督管理部門は、引き続き広告の監視及び検査と法執行を強化し、通報窓口を通じて、各種コロナウイルス流行に関する偽の違法広告を厳格に調査し、典型的な違反事例を速やかに公開するものとする。

 

 

(2020.3.2up)