【中国】ネットワーク情報コンテンツ生態整備規定 (2020.4.1up)



 良好なネットワーク環境を作成し、国民、法人及び他の組織の合法的な利益の保障や、国家安全及び公共利益の維持のため、国家インターネット情報弁公室は、2019年12月15日、「ネットワーク情報コンテンツ生態整備規定」(以下、「整備規定」という)を発表し、2020年3月1日より施行した。

 

1.ネットワーク情報コンテンツ生態整備主体の多元化
 ネットワーク情報コンテンツ生態整備につき、多元による関与により共同で整備するモデルを確立する。本来の市場と政府との二元対立から、政府、企業、社会、インターネットユーザー等複数の主体による共同整備となる。

 


2.管理相手方に対する規制
 整備規定の対象はネットワーク情報コンテンツだが、管理の相手方である①コンテンツの作成者、②コンテンツサービスプラットフォーム、③プラットフォームのユーザーに対し、規制されている。


① コンテンツの作成者とは、コンテンツを作成、複製、発表する組織及び個人である。作成者は法律に従うほか、公序良俗の下で違法、不良なコンテンツを作成、複製、発表してはならない。


② ネットワークサービスプラットフォームとは、情報コンテンツの配布サービスを提供する情報コンテンツサービス提供者である。プラットフォームはコンテンツ生態整備制度の構築を求められている。すなわち、ユーザーの登録、ID管理、情報発表審査、コメント審査、緊急事態処理、不良情報処理などに関する制度を作成する。


③ プラットフォームのユーザーとは、ネットワーク情報コンテンツのサービスを利用する組織及び個人である。ユーザーであっても、健康的な方式でネットワークを使用し、法律法規及びユーザー利用規定の定めを遵守しなければならない。かつ、情報を発表したり、コメントを投稿したりする際に、違法な情報を発表してはならず、不良情報と指定される内容を回避しなければならない。また、違法及び不良な内容につき、告発する等して監督権を行使する。

 


3.禁止情報
 整備規定は規制すべき情報につき、①違法情報と②不良情報に分けている。


① 違法情報は厳格に禁止されている。主に、憲法の基本原則に反する内容、国家安全を害する内容、国家の名誉や利益を害する内容、宗教政策に反する内容等が含まれる。


② 不良情報は回避すべき情報である。主に、タイトルと本文内容が著しく一致しない内容、有名人のスキャンダルニュース、自然災害・重大事故等災害を不適切に評価する内容、気分を悪くさせる内容、未成年者の非安全な行為を招く内容等が含まれる。

 

 

(2020.4.1up)