【インド】2021年改正インド会社法規則(企業の社会的責任方針) (2021.3.1up)



 インド企業省は2021年1月22日に、2013年改正会社法に基づく企業の社会的責任方針(Corporate Social Responsibility Policy :CSR方針)についての規定改正(Companies (Corporate Social Responsibility Policy) Amendment Rules, 2021)を公表した。

 今回の改正の主要ポイントは、インドにおけるCSR活動の透明性と報告についての改善である。注目すべき改正事項は以下のとおりである。

 

1.CSR活動を行う企業は、CSR-1という電子フォームを会社登記局に提出し、インド中央政府に企業登録をする必要がある。この規則は2021年4月1日より施行される。


2.CSRプロジェクトを実施する企業は、以下の情報を開示しなければならない。
・平均値が1億インドルピーのCSR活動における影響評価報告書
・CSRプロジェクトの実施計画
・CSRプロジェクトにおける詳細なモニタリング及び報告措置


3.企業は、CSRについての能力構築と同様に自社のCSR方針に従ってCSR活動の設計やモニタリング、評価のために、国際機関に携わることができる。


4.企業は自社のウェブサイトにて、CSR方針やすべてのCSRプロジェクトについて開示することが要求される。これには取締役会で承認されたCSR委員会の構成も含まれる。


5.未使用のCSR基金は、同プロジェクトに再度振り戻すか、未使用CSR金額を特別勘定に振り替えなければならない。なお、当該金額は、直近の3会計年度のCSR活動の支出額と相殺することが可能。


6.取締役会報告書に含まれるCSR活動における年間報告書の書式の変更。


7.取締役会は、一般管理費(administrative overheads)が会社の年間CSR支出総額の5%を超えないようにしなければならない。

 

(2021.3.1up)